●様々な請求項目

大量の粗大ごみや不用品を処分するときに業者に依頼した場合の見積項目の見方について説明します。

まずは「基本料金」。ある一定以内の数量内の粗大ごみの処理費用です。そしてゴミを運搬するトラックの使用料として「車両費」、作業するスタッフの「出張費」と「作業費」、短時間で処分する必要があるときには「特急料金」が設定されていることもあります。「処分費」とはゴミ処理受入時に発生する処理費用のことです。「買取」項目がある場合は、その業者が資源としてリユース買取を行っているときに記載される項目ですので、プラスになって戻ってくる金額となります。

これらの項目は業者によって異なり、基本料金の中に作業費や車両費が含まれていることもありますので、正確には業者に各項目の詳細を確認することをお勧めします。

●追加請求について：見積時に伝え忘れていた物がある場合

粗大ごみや不用品の見積時に業者に処理する内容を伝え忘れてしまうと、当日になって予想外の追加料金がかかり慌ててしまうことになりかねません。そのようなトラブルを避けるために、見積を依頼する前にやっておいてほしい作業として、処分したい不用品をリストアップし、見積漏れがないようにすることをお勧めします。

例えば、不用品の名称と大きさや大体の重さなどのサイズを一覧表にして、記載もれがないか見積前に指差し確認するといいですね。その一覧表を業者へ渡して作業見積をお願いすれば、伝え忘れによる追加請求が発生することを防げます。

急な引越しなどで時間がないこともあるかもしれませんが、気持ちよく不用品回収を済ませるために余裕を持って準備してくださいね。

●追加請求について：悪徳業者の場合

粗大ごみを無料回収することを売りにしている業者がありますが、いざ利用してみると後から料金を請求されたり、見積を取っているにも関わらず支払い時に新たな理由をつけて別料金を請求してくる悪徳業者がいることも。

特に町中で「ゴミを無料回収します」とトラックで宣伝している業者の場合は高い確率で、費用を請求されるのでご注意を。お金をもらえるまで、しつこく請求される悪質なケースもあります。

飛込みで粗大ごみ・不用品回収を依頼しないで、事前にインターネットの「比較ランキングサイト」などでゴミ処理業者の口コミや評判をチェックしておくことで、無用なトラブルを避けることができます。事前にチェックしておけば、悪徳業者にひっかかって嫌な思いをすることはありません。

●まとめ

「追加料金」や「無料」などの言葉に惑わされず、不用品処理の見積もりを注意深く取ることで、気持ちもお部屋もすっきりと後片付けできます。

ただ、前述したように見積を取れば安心というわけではないので、ご自身の事前準備や見積結果の内容確認などを行って、最終的な請求金額を明確にしておくといいでしょう。

すべての業者が、悪質というわけではなく適正に処分している業者ももちろんあります。電話やネットで問合せをしているときや、説明を受けているときに、疑わしいと感じれば、その業者を断るくらいでちょうどいいでしょう。その判断材料のひとつとして、ネットの口コミや評判も忘れずにチェックしておくことをお勧めします。